日々の業務の中で会計処理方法が分からない時、簡単に調べられる手段は「インターネット検索」です。
いくつかのキーワードを入力すれば、様々なホームページがヒットし、求めていた回答が端的に記載してあったり、似たような事例が記載されていたり、短時間で答えを得ることが出来る便利な世の中です。
私は検索エンジンとしてはGoogleをメインで使用しているのですが、昨年あたりから検索の1番トップに「AIによる概要」として生成型人工知能チャットボットGeminiによる回答が表示されるようになりました。
検索でヒットしたURLをいちいちクリックしなくても、AIが回答文章をまとめてくれているのです。さらに時短になりました。
先日、判断に迷った消費税の課税区分があり、インターネット検索をしました。いくつかのホームページの回答とGeminiの回答を一通り見たものの、2つの意見があり迷った挙句、何となく自分でもそっちの考え方で合っているのではないかとGeminiの回答を採用し処理をしましたが、後日社内の会計チェックで間違っていると指摘された案件がありました。
チェックで指摘されたから修正して、はい終わり。ではなく、自分の中で納得するための根拠が欲しいと思い、改めてインターネット検索でより多くのホームページを調べるのと同時に、書籍で記載しているものがないかを調べました。
書籍はまずどの本に調べたい内容が記載してあるのかの検討を付けることにコツを要しますし、その本の中でもどのページに記載があるのかをパラっと見るのだけでも時間が掛かります。
再度自分なりに調べた結果、今回の案件に関してはGeminiの回答が間違っていました。
当然書籍にも間違った解釈の記載があるものは存在するとは思いますが、書籍は出版にあたって専門家の監修が入ると思われるため、個人的な感覚としてはインターネットの情報よりは書籍の情報の方が信用度が高いのかなと思っています。
今回はAかBかの2択しかない案件でしたが、会計・税務で分からないことはまだまだたくさんある日々勉強の中で、手軽に短時間で回答を得られるインターネットやAIは勿論便利ですが、時間が掛かってでも書籍の方も調べて、それぞれの回答を比較して総合的に判断することを怠ってはいけないなと実感した出来事でした。
社内の本棚には専門書が多数揃っているので、とても助かっています📚
確定申告はお疲れさまでした!!
今年も無事に乗り越えることができて、一安心です。
今年は例年に比べると少しだけスムーズだったかなと思います。
その要因の一つとしてAIOCRの力があります!
事務所全体としては
主に医療費の入力やふるさと納税の入力をしておりました。
私個人としては
通帳の入力や領収書の読込なども先んじて挑戦しました。
ストリームドと違い、その場で読み込んで自動で仕訳を作ってくれるのは非常に良いですね!
自分の担当の通帳入力などを全件やってみて、
色々見えてきたものがありました。
①初期登録は慣れ!
弥生会計に取り込むまでに、
基本情報の登録やマッチングなど色々準備をしなければなりませんが、
これが最初ものすごく時間がかかりました。
ですが、習うより慣れろ!ですね。
最後の方は短い時間で登録できるようになってきました。
また、慣れてきたからこそ、さらに時短できそうなところも発見しております。
物量(件数)をこなすことも大事なんだと思いました。
②得意不得意がはっきりしている
AIが優秀なのか、とても頑張って文字を読み込もうとしてくれます。
頑張りすぎて裏面の文字まで読み込もうとしてエラーが出るくらいです(笑)
このAIですが、印字と手書きの分別ができないこともあり、
通帳に事細かく手書きでメモを書いていただいている場合は、
手書きのところまで読み込んでしまい、エラーの嵐になりがちです💦
逆に通帳に全く手書きをしていない方の通帳は
とてもスムーズに1発で読み込みができたりします。
得意不得意がはっきりしているので、ハサミとカッターのように
状況に合わせて、AIOCRを使ったり、ストリームドにしたりと
使いわけれるとスムーズになるかもしれません。
③チェックが楽
読み込んだ写真資料が画面上に出てくるのですが、
カーソルが当たっている(確認、修正中の)仕訳の部分が
写真資料のところにマーカーされてます。
これがチェックの際に非常に便利でした。
AIで自動入力とはいえ、最後は人の目で確認する必要があります。
その際にどこの部分を読み込んでいるのかが、
マーカーですぐにわかるのでかなりストレスが少なかったです。
最初はかなり大変でした。時間もかかるので慣れたやり方に戻りたくもなりますが、そこをぐっとこらえて慣れるまで頑張ると
一気に楽になっていきます。
そのマニュアルも作成していく予定です。
来年の確定申告が楽になるように
今からコツコツ頑張っていきたいと思います。
ここ数日のブログにもある通り、
4月1日にジャスティスに新しいスタッフが2名加わりました。
怒涛の研修ラッシュだった先週を乗り切り、
今週からは実務に入り、奮闘している姿が見られています。
最初のうちは、わからないことがわからなかったり、
色々な知識を吸収しすぎて頭の中でこんがらがってしまったり・・・
「点」と「点」が繋がって「線」になるまで
大変だと思いますが、頑張って乗り切ってもらえたらと思います。
さてタイトルにある新人研修の場
今回、会計を入力するのにとても大切な知識である
勘定科目について研修を担当いたしました。
所謂、簿記で勉強した際に覚える勘定科目のルールの他、
ジャスティスは不動産管理法人のお客様が非常に多く、
物件ごとの収支を会計上でどのように管理しているか等、
事務所として実務に沿った内容を網羅したリストを
作成しているので、研修の中で覚えていきます。
とはいえ、たくさんのことを詰め込んでいる中で
限られた時間で全て覚えることは非常に難しいと思います。
またイメージは出来ても実際に入力してみないとわからないことも出てきます。
実務を通して分からない部分が出た時に改めて研修資料を確認し、
先輩へ質問をしたり、インターネットや本で調べてみたりを繰り返して
自身の力として身につけてもらえたらな、と思います。
そんなことを願う一方で自身を振り返ってみると
レクチャーする側として前に立ったり、
実務の場で教育担当のような立場を任されるようになってから、
気づけば3年以上が経っており、
数えてみると20人近くの人に何かしらを伝える立場にいたようです。
初めて担当することになった時は
入社して一年も経ってないのに教えられるわけない!
なんて半分泣きべそをかきつつも
自分が新人研修の時にどのように教えてもらっていたか、
また、その時の自分では気づけなかったこともあると思い、
先輩方にどんなことを気をつけていたのかを伺ったりして。
感覚で落とし込むタイプの私にとって言語化することは苦手分野なので
特に伝えたいことが抜けないようにカンペを作って、
声に出して読んで言い回しに違和感があったところは修正してと
事前準備をたくさんして臨んだことを今でも覚えています。
終わった後は後悔や反省よりもホッとしたの一言でした。笑
そしていまさらではありますが、あの当時、
意見をくださったり、泣きべそをかいていた私を励ましてくれた先輩方
ほんとうにありがとうございました。
回数を重ねるうちに学んだことの一つとして、
新社会人として入社する人もいれば、
企業での経理経験を経て入社される人、
会計事務所経験者として入社される人、
同じ時期に入る人でも背景が一人一人、全く違うこともあります。
その人の背景にあわせて、
相手に理解してもらえる言葉の落とし込み方も変わってくるので
研修の度にとても勉強することが多い、と感じるようになりました。
これは対お客様でも同じことが言えると思うので、
日頃から相手に理解してもらえる言葉選びを意識するように心がけています。
(出来ていないこともまだまだ多いですが・・・)
そしてもう一つ、研修を重ねていくうちに
こんな資料があったら実務で分かりやすいかな、と思った内容があり、
研修前に上記に関する資料を作成したことがありました。
実務で皆が最初に悩む内容だったので、先輩からのレビューだけではなく、
当時、歴が浅かった後輩に見てもらって伝わるか検証をしてもらっていました。
その際に自分の時にこの資料が欲しかったと言ってもらえたことが
嬉しかったことを今でも覚えています。
研修後もその資料に自身で教わったことを書き込んでいってくれたり
資料を持ちながら私のところへ質問してくれる人がいたりする光景を見ると
あの時に作って良かったと今、改めて思います。
ここ最近はレクチャーしている時期が長く、
振り替えることがあまりなかったのですが、思い返してみたら
自分なりに努力してきた足跡はきちんと残っていたのだな、と感じました。
また私が教えたことが誰かの役に立っていたり、
日常業務の基盤となっている部分があれば嬉しいなと思います。
これからジャスティスで活躍していく新人さん2人の力に
少しでも貢献できていることを願って本日のブログの締めくくりといたします。
お昼休憩の際に会社近くの公園で同僚とお花見をしてきました。
確定申告が終わり通常業務に戻って3週間が過ぎました。 今回2回目の確定申告の時期を過ごして感じたこと。 確定申告作業を効率よく進めるにあたり、本来はお客様とお会いした際に不足資料の依頼をするべきなのです。 ですが、作業開始後にお預かりし忘れた資料があることに気付くこともありました。 私の手際の悪さに申し訳なくなりながらお客様に電話を入れても、 お客様の皆様は嫌な顔ひとつせず素早く対応くださり大変助かりました。 確定申告の税額報告の際も、 「大変だったでしょ、ありがとう」 と皆様に言われました。 申告書控えを発送したあとも、 「無事に受け取ったよありがとう」 とメールを送ってくださるお客様が多数いらっしゃいました。 お客様の温かい言葉で救われました。 ありがとうございます。 これからもお客様のお役に立てるべく日々精進いたします。 よろしくお願いいたします。
確定申告シーズンも終わり、ブログ当番が回ってくると
いよいよ日常業務が戻ってきたという感じがします。
日常業務とはいっても去年と全く同じ仕事ということはなく
定期的にお会いするお客様の状況も刻一刻と変わってきますし
相続案件では一期一会のお客様も多くいらっしゃいます。
今までと同じ知識しか持っていない状態ではすぐに
立ち行かなくなってしまう仕事だと思いますので、
繁忙期を言い訳に厳かにしていた自己研鑽もそろそろ再開し
前向きな気持で日々を過ごしていきたいと思っています。
今日は新入社員の萩原さんを含む男性メンバーでお昼に行ってきました。
私としては、自分自身は若いつもりなのですが
実際に萩原さんの年齢を聞くと
一回り近く年下で驚きです・・・
(自分は一回り下が社会人になるような年齢なのかと・・・)
今日ご一緒した4人はそれぞれ税理士試験の受験経験が異なり
お互いにとって面白いお話が聞けた機会だったのではと思います。
私は社会人になって何年かしてから税理士を志すようになったので
学生の頃から専門的な勉強をしていて、そのままこの業界にきたというのは
(自分と違って)真面目だなと思い
その年齢から、これから何年も経験を積めるのかと思うと
羨ましくも感じました。
もう1人は去年から試験勉強への比重を高めるために
勤務形態を変更する大きな決断をした同年代の男で、
彼の決断を聞いたときにはシンプルにかっこいいなと思いました。
彼に触発されて今年は去年以上に受験勉強に奮起しているという
所内の受験生も多いのではと感じています。
自分とは違う生き方、自分とは違う考え方を聞く機会は
大事にしたいと思います。